活動紹介_平成27年度(2015.4~2016.3)ー国際理解学習


 

 国際理解講座

 

■平成27年10月3日() ダニエル・ロング氏(首都大学東京教授)が語る

「日本の中の多言語と多文化」

 

 米国出身のダニエル・ロング氏は、来日から30年以上。その間、日本語研究と調査を続けているが、まずその流暢な日本語に驚かされた。「私は英語もしゃべれます」と、茶目っ気もたっぷり。ロング氏は小笠原をフィールドワークとしており、貴重な小笠原の歴史を知ることもできた。 私たちは、日本では日本語が話されている、と一括りに考えがちだが、実は、多様性があり、各地方には多くの文化があることに気づかされた。

 


 国際理解講座

 

■平成27年10月28日() 多田碩佳氏が語る「お茶の道 馬の道」

~馬が運んだお茶と文化 雲南からラサを超え、砂漠へと続くお茶の道~

 

茶は野菜の欠乏を補っており、食用や薬として食べたのは四千年前、飲むようになったのは二千年前。茶馬古道の道のりは、片道100日も掛かり、1年に1往復の大仕事。

雲南からチベットまでを辿り、茶馬古道の村々を訪ね、話を聞き、シャッターを切った多田氏といっしょに、私たちもいっしょに茶馬古道を旅した気分に包まれた。


国際理解講座 

 

 ■平成27年11月21日()  ケニア、マダガスカルとの国際交流のお話と演奏会

          出演:江口義実(SAN代表理事)、加藤孝子、石井百合、大川知子、渓なつき

           SAN(Social Artist Network): アートで社会貢献を推進する非営利団体

 

ケニア、マダガスカルとの国際交流の様子を紹介。日本の子どもたちが作ったおもちゃのプレゼントを携え、音楽演奏やファッションショー、ダンスなどを織り交ぜての交流の様子を楽しんだ。後半は川崎市授産学園・音楽交流サロン『奏』で活躍しているメンバーによる演奏。アフリカに関するクラシック音楽や、ケニアとマダガスカルの大地をイメージしたオリジナル曲を力強い音楽&歌声で披露し、皆も酔いしれた。

 


 

平成28年1月11日(月・祝) 桂かい枝「笑いは世界の共通語 ~英語落語の挑戦~」

 

「世界の人たちに日本の落語の楽しさを伝えたい」と世界各国で300回を超える英語による落語公演を成功させ、2008年日本文化庁文化交流大使に任命された上方落語家の桂かい枝氏を講師として招いた。アメリカ公演での体験談や関西と関東の文化の違いなど、ユーモアたっぷりのトークに続き、古典の日本落語と興味津々の英語落語の上演で、会場は終始笑いの渦に巻き込まれた。「共に笑うということが、人々の垣根をとり払う」という桂かい枝氏の多文化共生へのメッセージがよく伝わる講演会だった。

 

 


 

                   このページのトップへ                ▽次ページへ(活動紹介平成27年度-国際交流会)